中日がホッと一安心だ。新型コロナウイルス感染が公表された阪神・伊藤隼太選手(30)と接触していたことで自宅待機となっていた中日の選手2人が5日まで体調に異常がなかったことで、6日から通常通りの活動に戻ることになった。

 3月20日から22日までナゴヤ球場で行われた阪神との二軍練習試合で中日の選手、スタッフ15人が伊藤隼と接触。複数回の会話や身体的な接触(グータッチ)があった2選手は自宅待機となり、数秒もしくは数十秒のあいさつや会話を行っていた12人の選手、スタッフは他の選手、職員とは時間をずらして練習や業務を行っていた(残りの1人は通常通り活動)。

「練習時間をずらすことになった選手の中にはほんのひと言、『こんにちは』とあいさつしただけの者もいた。かわいそうだよ」とチーム内から同情の声も上がっていたが、伊藤隼と接触してから2週間を経過したことで自宅待機や練習時間変更の措置も6日から解除となった。もっともチームは7日まで活動休止中。自宅待機となっていた2人が本格的に活動再開できるのは8日からとなる。