香川県警高松北署は15日までに、風俗嬢から金を盗んだとして、中国銀行の男性社員(46)を窃盗容疑で逮捕した。11日午後8時半~9時半の間に高松市内のホテル客室でデリバリーヘルス店の女性従業員(21)のポーチに入っていた現金1万6000円を盗んだ疑い。「自分は盗んでいない」と否認しているという。

 2人の他に誰もいない密室であること、女性がお金を持たずに部屋に来たことが証拠となった。高松北署幹部は「この店では、女の子のお金が抜かれる被害が前にもあった。そのため、女の子にお金を持たせずに派遣していたのです」と話す。ホテルで支払いを受けた代金がポーチからなくなれば、すぐに分かるようになっていたわけだ。

「男の財布に入っているお金から、女性の指紋が出れば犯行の証拠として立件できる」(同幹部)

 この種の事件を参考に悪知恵を働かせれば、風俗嬢が男性客を犯人に仕立てあげることもできる。たとえば、性格の悪い客に腹が立ったときには、コッソリと客の財布に代金を戻して「盗まれた」と通報する。当然、金からは女性の指紋が出る。そうすれば、逮捕もありうる。

「確かに、そうやって罪をかぶせることもできますね」(同幹部)

 それを脅しの口実として、さらに金をゆすり取ることも可能だろう。男性は用心するしかない。デリヘルのサービスでは、実際に男性が被害者になる事件もよく起きている。

 今年4月には、会社役員の男性がホテルに呼んだデリヘル嬢(25)が、洗面台に置いてあった300万円の高級時計「ロレックス」を盗んだとして、兵庫県警に逮捕された。男性客も風俗嬢も、お互いに信頼し合って気持ち良くプレーを楽しみたいものだ。