日本ハム・稲葉篤紀内野手(42)が2日、札幌ドーム内で会見し今季限りでの現役引退を発表した。

 この日正午から始まった会見で「私、稲葉篤紀は今シーズン限りをもちまして現役を引退する決意を固めましたのでご報告致します」と切り出した。引退を決意した時期は2月の名護キャンプ中旬だったといい、その理由を「ヒザの状態と体力面の衰え」とした。「体力的にいつもやっていたことができなくなった。スイング的にも自分の打撃ができなくなったことで(引退を)決めた」という稲葉。周囲への報告は怜奈夫人にはキャンプ中に現地で、その後、盟友の金子誠ら数人の選手、関係者には意向を伝え、チームメート全員には8月31日のロッテ戦(東京ドーム)前に発表したという。

 プロ20年目の今季は4月に左ヒザを手術、復帰後もスタメン出場は10試合にとどまり、ここまで23試合で打率2割7分7厘、1本塁打、8打点。キャンプ時点で引退を決意しながら左ヒザ手術に踏み切った理由について稲葉は「今年目一杯悔いのないようにやろうという中で、1回抹消された時にまた痛みが出てしまうというのがチームにとって一番良くないこと。それだったら『手術をして2~3か月たったら痛みなくできるよ』と医者にも言われましたので、ボクの中で決断して監督にも相談した」と明かした。

 引退決断に際して「今のところ全く悔いはない。残りシーズンもありますしやり切ったとはいいませんが、ここまでは全く悔いはない。目一杯努力もしてきたつもりなので」と爽やかな表情が印象的だった。