レッズの秋山翔吾外野手(33)は15日(日本時間16日)に敵地フィラデルフィアでのフィリーズ戦に初回の守備から中堅で緊急出場。3回に2点適時二塁打を放つなど4打数2安打2打点をマークし、チームの7―4の勝利に貢献した。

 ベンチスタートとなった秋山だったが、思わぬ形で初回から出場することになった。二死から見逃し三振に倒れた3番カステラノスが、球審の判定に抗議し、退場処分を受けた。その裏から急きょ、中堅の守備に就いた。

 1―0の3回二死一、二塁で迎えた第1打席で快音を発した。マウンドは相手先発の右腕ノラ。外角に大きく外れた直球をストライクとコールされた直後の4球目、外角へ投じたバックドアのカーブをライナーで左翼線に運んだ。一走も生還する適時二塁打となり、リードを3点に広げた。

 秋山はこの打席について「ストライクと言われた最初の2球は、僕はボールと判断」していたことを明かし、「あそこでストライクを取られた分だけ、最後のボールに対してはベースに寄って、打ったのはボール球ですけど、寄ったという工夫があの一本に出たと思う。左翼線に落ちるまでは(切れずに)早く落ちてくれって願いながら走っていた。ニック(カステラノス)の代わりに入るというのは、あの展開からは普通はあり得ないので、いいところで回ってきて、1本いいところで打てたのは自分にとっても大きかった」と振り返った。

 7―4の9回一死無走者は5番手の右腕デロスサントスから中前打を放ち、今季8度目のマルチ安打をマークした。

 3―1の5回無死一、二塁は左邪飛、4―3の7回一死無走者は空振り三振に倒れた。

 レッズの3人の外野手はウインカー(24本塁打)、カステラノス(20本塁打)、ネークイン(14本塁打)と長打力があるため、秋山はベンチスタートが多い。それでも「練習でも、スタメンだからとか、控えだからとか、なるべく変えずに、同じような準備をして、いつ声をかけられてもベストなプレーができるような気持ちでいる」と、プレーオフ出場を目指すチームの一員として変わらぬ準備を日々続けている。