1996年12月に米コロラド州で起きたジョンベネ・ラムジーちゃん(当時6歳)殺害事件から、まもなく30年。いまだ犯人が特定されていない米国犯罪史上屈指の未解決事件で、ジョンベネちゃんの兄バーク・ラムジー氏(39)が約10年ぶりにインタビューに応じ、事件解決の鍵を握るDNAの再鑑定を訴えた。英紙デーリー・メールが5日、報じた。
事件は1996年12月26日、コロラド州ボルダーのラムジー家で、ジョンベネちゃんが遺体で発見されたことで発覚した。遺体は自宅地下室にあり、首にはひもが巻き付けられ、口には粘着テープが貼られていた。頭蓋骨も骨折していた。両親は11万8000ドルの身代金を要求する脅迫状を発見していたが、捜査では家族にも疑惑の目が向けられた。
事件当時9歳だったバーク氏は「人生で最も悲劇的で恐ろしい出来事だった。10年おきに話題になるたび苦痛がよみがえる。事件を解決してほしい」と語った。
バーク氏が犯人特定の鍵と考えているのは、ジョンベネちゃんの下着や爪の下から検出された、身元不明の男性に由来するとされるDNAだ。「家族の誰とも一致しなかった。おそらく犯人のものだ。これが事件解決の最大のチャンスだ」と指摘。「別の検査機関でも繰り返し調べ、一致する人物を見つけてほしい。30年もたった。もう十分だ」と訴えた。
家族も長年、事件への関与を疑われてきた。バーク氏は「家族の誰もやっていない。私もやっていない」と改めて潔白を主張し、捜査への全面協力を約束した。
DNA鑑定技術は飛躍的に向上。米DNA鑑定企業「オスラム」の創業者デービッド・ミッテルマン氏は今年7月、最新の「法医学的遺伝子系図解析」を使った再検査を提案した。この技術はDNAから血縁関係をたどり、身元不明者の特定につなげるものだ。約30年前に残された証拠が、切り札となるのか。











