格闘技イベント「RIZIN.55」(11月8日、千葉・ららアリーナ東京ベイ)の合同公開練習が27日に都内で行われ、2016年リオデジャネイロ五輪レスリング銀メダリストの太田忍と鹿志村仁之介(25)が妙にかみ合った舌戦を繰り広げた。
鹿志村は前戦7月の広島大会でRIZINバンタム級王者のダニー・サバテロ(米国)に挑戦するも3ラウンド(R)でKO負け。そこからの再起戦に向け他公開練習では、自身の画像が印刷されたPPVカードを配布。残り10秒でミットをビンタでひっぱたくと、太田にもカードを渡した。
一方、こちらも7月のイリスベク・ティレノフ(キルギス)戦で敗れ再起戦となる太田は公開練習で銀メダルとベルトを磨いてから放り投げ、やっぱりカードを配布した。
するとこの練習をリモートで見守ったRIZINバンタム級王者のダニー・サバテロ(米国)から「この間抜けな顔をした2人は退屈でつまらないと思うけど、自分がいれば盛り上がると思った」と感想が述べられる。これで太田が「お前(鹿志村)が盛り上げないからサバテロ出てきちゃったじゃねえかよ!」と怒り。これに鹿志村が「なんでいんの? 意味ないじゃん!」と言い返した。
その後も丁々発止と言いたくなるやり取りを繰り広げ、相手の攻略法を問われた太田は「攻略法も何も、打撃がザルだし寝技は決め切れないし、普通にやれば負けないんで」とぶった切ると、鹿志村は「お前、MMAできんの? レスリングしかできないんじゃないの?」と即反応だ。これに太田が「できる。14試合くらいしてる」と胸を張ると、鹿志村は「ちょっと俺の方がしてる。18くらいしてるから」と〝試合数マウント〟だ。
だが太田は「だれか分かんない相手との試合は公園でタイマンするのと一緒だから!」と〝対戦相手マウント〟を取り返す。思わず鹿志村が「確かに…」と論破されると、太田が「確かにって言ったら今まで戦った相手に失礼だろ!」と鋭すぎるツッコミで笑いを誘うのだった。
その後、試合に向けて太田は「サバテロは鹿志村ごとき3Rかかっているんで。1Rでいけるのでそれを見せます。お前、こないだの負けを引きずってるだろ!」と意気込み。続いてマイクを持った鹿志村は「引きずってるよ。言うなよ、あんまり。引きずってるし、ここで勝って挽回しないといけないから。こんなところで銀メダリストに負けてるわけにいかないからひっぱたきに行く。今回は俺の初めての打撃の試合になると思うんで」とした。トーク同様、試合もかみ合うか、それとも――。












