義足のプロレスラーの谷津嘉章(70)が、障がい者レスリングのパラリンピック正式種目入りに向けて歩を進めている。

 2019年に糖尿病の悪化で右ヒザ下を切断した谷津は、23年に日本障がい者レスリング連盟を立ち上げ。パラリンピックの正式競技入りを目指す中、18日に「第2回全国障がい者レスリング教室」を都内の尾山台地域体育館で開催した。

 同イベントにはイーグルプロレスのプロレスラーが参加し、観衆300人が集まった。レスリング教室のほかに、谷津の義足によるプロレス講演も行われた。

イーグルプロレスのレスラーと義足で戦う谷津嘉章(日本障がい者レスリング連盟提供)
イーグルプロレスのレスラーと義足で戦う谷津嘉章(日本障がい者レスリング連盟提供)

 谷津は本紙の取材に「本年はイベントを行わせていただきましたが、行動に移すということは、必然的にリスクも伴うことです。リスクはございますが、その半面手応えも感じているのはたしかです」と力説。

 その上で「本年はアジパラ競技大会も愛知県で(今月18日から)開催されています。こんな機会はめったに訪れないことなので、同じ格闘技でもある視覚障がい者柔道競技の視察を決定いたしました。いかなる障がい者格闘技よりも、障がい者レスリングは将来の理想の格闘技だと信じ、これからも啓発活動に励んで参ります!」とコメントした。