ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(33=大橋)がフェザー級転向を表明し、同級王者たちの動向が慌ただしくなってきた。

 井上はWBA世界バンタム級王者ジェシー〝バム〟ロドリゲス(26=メキシコ)と対戦する計画が進んでいた。しかし交渉はうまくいっておらず、モンスターは13日に自身のSNSを更新し「バムをダラダラ待つ気はないからフェザー級に行く準備を始めるよ」と待望されている階級変更で新たな挑戦に臨むことを示唆した。

 このコメントによりフェザー級の猛者たちも井上との対戦にモチベーションを高めている。米メディア「BettorsInsider」は「もっとも興味深い相手として挙げているのは(WBO同級王者)ラファエル・エスピノサ(メキシコ)や(WBA王者)ブランドン・フィゲロア(米国)だ。すでにフィゲロアは〝歓迎する〟と述べている」と伝えた。

 井上は2027年に2試合を行う計画で、5階級制覇を狙うことになるフェザー級が最後の階級になるとの意向を明かしている。対戦相手も厳選されることになり、少なくてもベルトを保持していることがマッチメークの最低条件になるのは間違いない。となれば、前出の2人が有力候補となるはず。またフィゲロワと対戦予定の元2階級制覇王者・亀田和毅(TMK)が勝てば、対戦候補に上がることになる。

 同メディアは「井上が126ポンド(フェザー級)で勝利すれば5階級制覇の世界王者となり現ボクシング界のパウンド・フォー・パウンド(※PFP、階級差のない世界ランキング)の議論でテレンス・クロフォード(米国)やオレクサンドル・ウシク(ウクライナ)といった選手と肩を並べることになる」と伝えていたが、今後の動向が気になるところだ。