格闘技イベント「ONE SAMURAI 4」(17日、東京・有明アリーナ)で、ONEアトム級ムエタイ世界王者の吉成名高(25)に2ラウンド(R)58秒でKO負けしたリファディン・マスドール(マレーシア)が前代未聞の敗因を明かした。

 マスドールは前日計量に失敗したため53.8キロのキャッチウエイトでの開催が決定。勝敗に関わらず、王座は吉成が保持される形式でゴングが鳴らされた。試合は変則的でパワフルな攻撃でわかせる場面もあったマスドールだが、2R序盤に放ったバックハンドブローに左ハイキックを合わせられてKO負けを喫した。

 試合後、沈痛な面持ちでコメントスペースに現れたマスドールは「今回はハイドレーションを失敗して残念だ。ぜひもう一度チャンスをください」と肩を落とす。続いて「実は今回は1人で来ました。次回はこの様なミスをしないように戦いたいと思いますので、またチャンスを下さい。チャンスをもらえれば必ず1日でチャンピオンになります」と孤軍奮闘だったと告白だ。

 その詳細を「今回は父と母と来ただけで、チームがどこに行ってしまったのか分かりません。なぜ彼らが来なかったのかもわかりません。連絡も取れない。父と母以外、一緒に来てくれたのは私が頼んだ友人だけです」と、所属ジムと連絡が取れないという前代未聞のアクシデントにあっていたと明かす。その理由を問われると「分からない。私は普段マレーシアに住んでいて、チームはタイなのでそういったこともあってちょっと…」と言葉を濁すばかり。それを踏まえて「どうか私にもう一度チャンスをください。私が何か規律を守らなかったのではないんです」と訴えるのだった。