格闘技イベント「ONE SAMURAI 4」(17日、東京・有明アリーナ)で、元K―1世界3階級制覇王者の武尊(35)が引退セレモニーを行った。

 武尊は今年4月のONE有明大会での引退試合で〝破壊神〟ことロッタン・ジットムアンノン(タイ)に5ラウンドTKO勝利した。その激闘から半年経ったこの日、同じ有明アリーナでコスチュームに身を包み、おなじみのテーマ曲に乗って登場。ベルトを肩にケージに入ると、元K―1MAX世界王者の魔裟斗さんから花束の贈呈とともに「僕は武尊がK―1デビューしてからずっとリングサイドで見てきました。興奮と感動と勇気をもらってきました。それは僕だけじゃなく配信を見ている皆さんも会場にいる皆さんも同じだったんじゃないかなと思います。武尊、今までありがとう。お疲れ様でした」とのメッセージを送られた。

 その後、ONEチャンピオンシップのチャトリ・シットヨートンCEOから殿堂入りのトロフィーを受け取った武尊は「僕は17歳の時にタイでプロデビューして、35歳まで現役で戦い続けられたんですけど」と現役生活を振り返る。それを踏まえ「僕の人生は応援してくれている人に支えられていて、応援してくれる人がいなかったら、僕はもっと早く辞めていたし、こんな最高の格闘家人生を送れなかったです。今ままで応援してくれた皆さん、ありがとうござました」とファンへの感謝を口にした。

 続けてONEでの戦いを「苦しい思い、つらい思い、たくさんさせてもらって、でもそのおかげで僕の格闘家人生はいい色に染まったなと思うので」と笑顔。改めて「格闘家みんな素晴らしいなって、辞めてから毎日思います。毎日痛くて苦しいことを我慢して、つらい練習やつらいことを乗り越えてリングに上がって…。そこまでのことをできるスポーツはほかにないかなと思うのでこれからも最高のファイターたちをみんなで応援してあげて最高の格闘技界を作っていってほしいなと思います」と呼びかける。最後に「僕もできることを裏方でも何でもやっていこうと思うので一緒にこれから格闘技界、盛り上げてください。格闘技最高!」と叫ぶのだった。