格闘技イベント「ONE SAMURAI 4」(17日、東京・有明アリーナ)での「ONE SAMURAIフェザー級キックボクシングトーナメント」準決勝でモハメド・シアサラニ(イラン)に勝利した元K―1・2階級制覇王者の野杁正明(33)が頂点へ意気込みを語った。
野杁は8月の準々決勝でリウ・ヤン(中国)に勝利。この日、準決勝でシアサラニと対戦すると終始前に出て圧力をかけながら打撃をヒットさせ、ペースをつかみにかかる。シアサラニからも強烈な打撃を返され、壮絶な打ち合いとなったが、結果は判定2―1で勝利して決勝への切符を手にした。
準決勝のもう1試合はルオ・チャオ(中国)が計量とハイドレーションテストをクリアできなかったため、対戦予定だったマラット・グレゴリアン(アルメニア)が不戦勝となった。これにより決勝で、野杁はグレゴリアンと対戦することになった。
試合後、コメントスペースで野杁は「試合した感じがしないというか、不完全燃焼という感じですね。シアサラニ選手がうまくて強い選手で、うまくかみ合わなかったというか…。そこに関しては僕の実力不足もあると思うんですけど」と仕留めきれなかったことを反省だ。
それでも「いい攻撃ももらってないと思ったし、勝ってるなと思いましたね。ずっと距離を取って僕が近づけばクリンチしてなので、クリーンヒットももらってないですし。かみ合わないなと思いながら戦ったんですけど、僕の方がダメージを与えていたので、判定2―1となった時はビックリしましたけど」と振り返った。
決勝は時期未定だが、野杁は「グレゴリアン選手との対戦を控えているので、そこしか見ていないので。もともと戦いたい選手の一人。勝って決勝に上がれたのでグレゴリアン選手と戦うのが楽しみですね」と早くも闘志を見せた。
チャトリ・シットヨートンCEOからは「ONE SAMURAI 6」(12月2日、横浜BUNTAI)での決勝開催を示唆されたが、野杁は「正直12月は無理ですね。実は試合前にケガがあって。公表してないんですけど、そこをしっかり治してからじゃないと。グレゴリアン選手は中途半端な状態で戦って勝てる相手じゃないので…。お互い万全な状態で戦いたいと思っているので」と話した。
一方で、ハイドレーションテストをクリアできずに試合が消滅した安保瑠輝也には「ONEはそういう舞台なんで」とバッサリ。ほか多くの選手がクリアしていると指摘して「ルールにのっとって準備をすれば、絶対にできることなんで。全選手がオーバーしてるとかならアレですけど。そこは普段の知識のなさだったり、意識の違いが招いた結果なんで」と手厳しかった。













