華やかな生活をSNSで披露していた美人インフルエンサーの裏の顔は、国際麻薬密売組織の女ボスだった!

 ブラジルのインフルエンサー、パウラ・シモエス・アッシジ容疑者(34)が、イタリアマフィアとつながる巨大な麻薬密売組織を率いていた疑いで逮捕された。ブラジルのニュースサイト「TMC」が先日、報じた。

 パウラ容疑者はSNSで、豪華な暮らしぶりや派手なパーティーの様子を頻繁に投稿していた。しかし、ブラジル連邦警察によると、その裏では欧州向けのコカイン密売に深く関与していた疑いがある。

 パウラ容疑者の夫パトリック・アッシジは、イタリアの巨大マフィア「ンドランゲタ」の幹部とされる人物だ。2019年、父親のニコラ・アッシジとともに、ブラジル南東部サンパウロ州の海岸都市プライア・グランデに潜伏していたところを逮捕された。

 夫の逮捕後、パウラ容疑者は夫の犯罪ビジネスを引き継ぎ、組織の幹部として活動するようになったとみられている。

 驚くべきことに、伝統的に男性中心のンドランゲタが、女性のパウラ容疑者に重要な地位を与えるという異例の判断を下したという。

 捜査を担当したエドゥアルド・ベルザ警察署長は「マフィア内部の規則では、通常、女性がこれほど重要な役割を担うことはありません。しかし、今回のケースは違いました」と説明した。

 ブラジル連邦警察とイタリア当局の合同捜査によると、組織はブラジル南部パラナ州のパラナグア港を利用し、コンテナに大量のコカインを隠して欧州へ密輸していた。また、非公式の外貨両替業者を使って資金を移動させていたという。

 パウラ容疑者らが組織の事業を引き継いだ時点で、コカインの在庫は2トンを超えていた。捜査当局が傍受したイタリア語の会話では、パウラ容疑者がコカイン400キロの欧州向け輸送について交渉していたとみられる。

 密売人から価格を尋ねられると、パウラ容疑者は「4800よ、友達」と返答。さらに「パラナグアに送るなら、送料込みで5150になるわ。いい?」と答えていたという。金額の単位は明らかになっていない。

 組織はブラジルの巨大犯罪組織「首都第一コマンド(PCC)」などともつながっていたとみられる。

 パウラ容疑者の弁護側はすべての容疑を否認。「麻薬を所持していた事実はない」と主張している。