テニス男子で五輪3大会出場のダニエル太郎(33=エイブル)が、日本から世界上位の選手を輩出するために必要な環境づくりについて持論を語った。
ジャパンオープン3日目(30日、東京・有明)、ダニエルはミズノのブースでトークショーを実施。質問コーナーやサイン争奪じゃんけん大会などを通じ、集まったファンと笑顔で交流した。
イベント内では、世界ランキング100位以内の日本人選手が少ない要因と改善策を問われる場面も。最高で同58位に入ったことのあるダニエルは「日本はベースのレベルはすごく高い」と前提を述べたうえで、トップレベルを体感できる機会が少ないことを指摘。「プロの大会がその割には少ない。結局はお金が必要で、大会を開催して世界でまあまあ強い選手をたくさん見れるようにすることが必要」と説明した。
その一方で「『日本人はダメだ』というわけではなくて、単純に場所が良くない。欧州がすごく有利な競技で、日本は島国でアジア。環境を作るのは難しい」と現状にも理解を示した。
また、自身の留学経験に触れ「僕みたいにたまたまスペインに行ったり、錦織圭くん(ユニクロ)とか西岡良仁くん(ミキハウス)みたいに盛田正明ファンドでフロリダに行けるという選手を増やしていくことは不可能」と断言。「今たくさんいる若手選手の中で100人の内を1人だけでなくて、30人がプロを目指せるような環境を作らないと。たくさんの人がチャンスをもらえるためには、ここに何かを作らないといけない」と日本で開催される大会の創出・拡充を求めた。
錦織の引退が迫る今、日本テニス界が再び世界で存在感を示すためにも、次世代を担う新星の登場とそれを育む土壌づくりが急務となっている。












