今季限りで現役を引退する日本男子テニス界のレジェンド・錦織圭(ユニクロ)へ、後輩たちがそれぞれの思いを口にした。
世界ランキング214位の西岡良仁(ミキハウス)は28日、ジャパンオープン予選1回戦(東京・有明)で、同44位のステファノス・チチパス(ギリシャ)に0―2で敗れた。
試合後の会見では、かつてともに世界と戦った錦織を「異常値だった」と表現。続けて「同じようなツアーをたくさん同じ時期に回ってましたけど、いざ自分がそういう同じ空間に立って結果を出そうとトライした時に、やはりそれが現実離れしてるっていうことをかなり感じる」と語り、「BIG4がいる時代の中で、唯一そこに入り込んで結果を残し続けたのは、今後現れないであろう選手と言い切っても過言ではないかなと思わされる」とプロ選手だからこそ感じる距離の遠さを明かした。
さらに、錦織の最大の強みに「相手との距離感の詰め方とテンポの速さ」を挙げ「(打点に)入る速さがすごかった。フォアもバックも同じような速さで入れる」と解説。「当時は本当にいないテニスだったからこそ、錦織選手っていうものが成り立った。ラファエル・ナダル選手(スペイン)だったり、ロジャー・フェデラー選手(スイス)みたいに独特で自分の強みを持っている選手たちがいる中で、やはり錦織選手も誰も持っていない強みを持っていた」と唯一無二のプレースタイルであったことを強調した。
また、本戦からの登場となる同94位の島袋将(有沢製作所)はこの日の会見で「(錦織は)僕がプロを目指すきっかけになった1人でもあるし、本当にずっと憧れの存在。いまだに初めてお話しできた時にすごく興奮したことを覚えているくらい特別な人」と告白。
続けて「今まで錦織選手をはじめ、西岡選手だったりといった方が日本テニス界を引っ張ってきて、今は僕が日本一。もっとランキングをどんどん上げていかないといけないと思う。若手がいる中で引っ張っていく存在にならないといけない」と次代の中心を担う責任感をにじませた。
同じく本戦にエントリーしている錦織は、初戦で同8位のフランシス・ティアフォー(米国)と激突する。












