F1アルピーヌのフランコ・コラピント(23=アルゼンチン)が最高峰の舞台に駆け上がるまでに家族が払った犠牲について明かした。

 スペイン紙「アス」によると、テレビ番組「ラ・レブエルタ」に出演したコラピントは「4歳の時、100ccエンジンの四輪バギーをもらったんです。8歳になると父が何人かのドライバーと知り合いだったこともあり、カートを始めました。自分の大好きな競技を目指していたんです」とF1レーサーを夢見ていたころを振り返った。

 ただF1を目指すには親元を離れて主要なレースが多く開催されている欧州に渡る必要がある。コラピントは「当時一人でここ(欧州)に来て旅が始まったんです。学校を卒業し、法律関係の手続きを済ませて、父は私がレースに出られるように家を売ってくれました。投資が必要で本当に大変な努力でした。それですべてが始まったんです」と語った。

 コラピントは2019年にF4選手権で優勝するなど、キャリアを積み重ねて、24年7月にウィリアムズのシートを得ると、2戦目にはポイントも獲得し、世界的な活躍が始まった。同紙は「ウィリアムズで素晴らしいスタートを切り、それがキッカケでアルピーヌと契約を結ぶことになった」とし「それ以来母国をモータースポーツの頂点に導いた。彼の父親の犠牲はまさに報われたと言えるだろう」と伝えていた。