トランプ大統領が、SF映画「スターシップ・トゥルーパーズ」に着想を得た宇宙軍の新制服を公開し、SNSをざわつかせている。米紙ニューヨーク・ポストが7日、報じた。
トランプ氏は6日、自身のSNSトゥルース・ソーシャルに、黒とグレーを基調とした新制服のイメージ画像を投稿。デザインについて「『スターシップ・トゥルーパーズ』の制服が持つ規律と統制のイメージに着想を得た」とした上で、「宇宙領域を守るガーディアンズ(宇宙軍兵士)のために現代化された」と説明した。
「スターシップ・トゥルーパーズ」は、ロバート・A・ハインラインの小説を原作として1997年に公開されたSF映画。23世紀を舞台に、人類と「アラクニド」と呼ばれる巨大昆虫型の異星生物との壮絶な宇宙戦争を描き、カルト的人気を誇っている。
ところが、公開された新制服を見たネットユーザーが連想したのは、別のSF大作だった。「最高だ。銀河帝国になるつもりなんだな! フォースと共にあらんことを(笑)」「完全に『スター・ウォーズ』の銀河帝国軍士官の制服みたい」「悪の帝国の制服にしか見えない」など、「スター・ウォーズ」に登場する銀河帝国軍を思い浮かべる声が相次いだ。
さらに皮肉なのが、「スターシップ・トゥルーパーズ」自体が、軍国主義を礼賛する意図で作られた作品ではない点だ。
ポール・バーホーベン監督は2018年、英紙「ガーディアン」に、同作について「自分たちがファシストであることに気付いていないファシストたちを描く映画を作ろうと決めた」と説明。「ファシストのユートピア」を風刺する意図があったことを明かしている。
トランプ氏は週末、宇宙にまつわる投稿を連発。月の画像に「月はわれわれのものだ」とのメッセージと星条旗を添えた画像も公開した。
トランプ氏は第1次政権時代の2019年12月に宇宙軍を創設。先月には、次世代の軍・民間の航空宇宙専門家を養成する「宇宙アカデミー」の設立計画も発表した。
宇宙軍は今年、宇宙戦闘に関するマニュアルを公表し、米国の宇宙能力を防衛するとともに、敵の行動を封じながら自軍が自由に作戦を遂行できる「宇宙優勢」の確保を目標に掲げている。












