前大阪市長の松井一郎氏が8日、「藤川貴央のちょうどえぇラジオ」(月~木曜午前9時=ラジオ大阪OBC)に出演した。

 先月7日、大阪府市の法定協議会は、大阪市を廃止して特別区に再編する大阪都構想の区割りについて、4区案を正式に採用した。現在、大阪市議らが住民投票(2027年春予定)に向けた制度案を作成するため、府市所管部局へのヒアリングを進めている最中だ。

 これまで橋下徹元大阪府知事と共に府市の二重行政解消を掲げ、都構想を推進してきた松井氏は「大阪都構想の一番重要なところは、財政調整、仕事の役割分担と財源の分配。行政サービスが継続できるのか、変わっていくのかが一番重要なところ」と指摘。

 過去2回行われた住民投票(15年、20年)時にも法定協議書を作成。その都度総務省のチェックも受けてきたため、行政サービス自体が大きく変わるわけではないという。

 住民投票で可決されれば大阪市という名称はなくなり、区名に変わる。

「僕は2度、住民投票を経験しましたけど、反対される方々の意見の中には『大阪市なくさんといてよ』という声も多数ありました」と振り返った。

 住所に「大阪市」という名前を残す案も出ているが、「名前が残っても大阪市が残るわけじゃないんで、簡単に賛成に変わっていただけるというわけにはならないんじゃないかな。こういう小手先でやると反発も広がるんじゃないか」と疑問を呈した。

 一方で大阪は海外からも高評価を受ける住みやすい街に変わってきている。

 それだけに「時代、時代で人口構造だとか経済状況で最適化、改善をやっていくべきだと思うんです。時代に合わせた制度を作り上げてもらいたい」とエールを送った。