アクシデントも関係なしだ。フィギュアスケートのチャレンジャー・シリーズ(CS)木下グループ杯最終日(6日、東京・田中貴金属アイスアリーナ)、アイスダンスのフリーダンス(FD)が行われ〝いくこう〟こと櫛田育良(木下アカデミー)、島田高志郎(木下グループ)組が96・90点、合計161・76点で7位だった。

 演技前の6分間練習でまさかの転倒。会場に不安な空気が垂れ込めるも、島田は「めっちゃ地に足がついたというか、お尻もついちゃったけど、勝手に落ち着いた感じにはなった」。無駄な力が抜けたことで、本番では櫛田を華麗に持ち上げるなど、大きなミスなく演じ切った。櫛田は「昨日よりも緊張感が少なくて、落ち着いて滑れていた」と笑みを浮かべた。

華麗なリフトも披露した〝いくこう〟ペア
華麗なリフトも披露した〝いくこう〟ペア

 今大会で四大陸選手権(来年2月、カザフスタン)の出場に必要な最低技術点(ミニマムスコア)を取得。FDの技術点では日本勢最上位の6位だった〝うたまさ〟こと吉田唄菜、森田真沙也(木下アカデミー)組を上回るなど、着実に進化を遂げている。櫛田は「四大陸のミニマムを突破できたので、その先の世界選手権のミニマムも今後取れるように頑張りたい」と決意を新たにした。

 一定の手応えをつかんだが、満足はしていない。島田は「まだ2年目なので、世界のトップの方たちと戦っていくには、より成長していかないといけない。課題をしっかり見つめ直して、ユニゾン感やエッジワークだったりの質を高めたい」。次なる戦いへ視線は前を向いていた。