英チャールズ国王の私邸があるサンドリンガム領地内でネズミなどの害獣が出没し、住民の間で不満の声が上がっていることが分かった。英紙デーリー・メールが先日、報じた。
約2万エーカー(約810万平米メートル)の大きさを誇る敷地を誇る領地内には約300戸の賃貸住宅が存在し、約500人の住民が暮らしている。
先日開催されたサンドリンガム教区評議会の会議上で、住民からは住宅の庭や台所にネズミやハツカネズミが出没しているとの問題が提起され、住宅のほぼすべてが被害を受けていることが明らかになった。近隣の農地に豊富な食料があることが害獣を引き寄せる主な要因と見られている。
また、同領地内では野鳥など野生動物の保護を目的に、エリザベス女王の時代から猫の飼育が禁止されており、ネズミなどにとって天敵がいないことも繁殖を抑えられない一因ではないかと見られている。エリザベス女王自身が、猫アレルギーであったことが猫の飼育禁止の理由の1つとも言われている。
会議に出席した不動産管理人のロブ・ティミンス氏は、害獣駆除の責任は「不動産所有者ではなく居住者にある」と説明した。住民からの不満が表出する一方、現時点では王室側の管理事務所へ苦情や被害届は提出されていないという。
最近でも2026年1月、ロイヤル・ロッジを退去したアンドルー元王子ことアンドルー・マウントバッテン=ウィンザー氏の新居であるサンドリンガム領地内の「マーシュ・ファーム」でモグラなどの害獣被害が報じられ、元王子の苦悩が報じられたばかりだった。
この時は、マーシュ・ファームの前庭に数10個ものモグラ塚が突如出現し、専門業者の車両が出動する大騒動となった。しかし問題はモグラだけにとどまらず、近隣の農作物や食料源に引き寄せられるネズミやハツカネズミなどの被害も含まれていると見られていた。
サンドリンガムは、ヘンリー王子とメーガン妃が王室離脱を表明した2020年、エリザベス女王がサンドリンガムの私邸で家族間の危機を解決し、ヘンリー王子の王室離脱後の将来について話し合うため、王室主要メンバーを集めて開いたいわゆる「サンドリンガム・サミット」の場所として知られている。













