【今週の秘蔵フォト】1980年代はトレンディードラマの象徴であり、その後は演技派の大女優となった大竹しのぶは、デビュー時から自由な発言を重ねながら不思議な魅力とキュートさに満ちていた。

本紙では20代最初のインタビューだった大竹(77年)
本紙では20代最初のインタビューだった大竹(77年)

 73年にフジテレビ系「ボクは女学生」に一般公募して合格し、芸能界デビュー。75年には五木寛之原作「青春の門」(東映)で田中健と大胆なベッドシーンを演じて話題となり、スターの道を歩み始めた。

 77年12月18日付の紙面には当時20歳の大竹のインタビューが掲載されている。同年4月に桐朋学園短大を退学し、女優に専念したばかりで、この時は人気シリーズ「男はつらいよ・寅次郎頑張れ!」の撮影に追われている毎日だった。

「スタッフの人がみんないい人。ものすごく家庭的な雰囲気なの。こんなに素晴らしいスタッフの下で演じられて本当によかった。大船の撮影所には三軒茶屋の自宅から電車で通ってるの。でもファンの方からジーッと見られるとすごく恥ずかしい。どうしていいか分からなくてドキドキしちゃう。だから深い帽子をかぶって顔を隠しちゃうの」と屈託なく笑った。

 当時は6人の友人グループがいて「お話ししてると私とは違う世界だからすごく楽しい。でもみんな学生だからアルバイトやってて忙しいのね。だから1人で映画を見たりレコードを聴いたりしているの」と語った。

 これが本紙では20代最初のインタビューとなったが50年近くたった今でも、7月には「大竹しのぶライブツアー」をブルーノート東京などで行うなど第一線で活躍中だ。