女優の大竹しのぶが10日放送のNHKラジオ番組「大竹しのぶのスピーカーズコーナー」(水曜午後9時5分)に出演し、13年前に亡くなった十八代目中村勘三郎さん(本名=波野哲明さん・享年57)を哀悼した。
歌舞伎俳優の勘三郎さんは2012年6月、食道がんが判明したとして療養に専念することを発表し、同年12月5日に急性呼吸窮迫症候群で亡くなった。自宅で行われた通夜は約700人が弔問に訪れていた。
今月5日に行われた勘三郎さんの13回忌に参列したと切り出した大竹は「毎年12月5日に勘三郎さんのご自宅にみんなが集まって、お経を昼間あげて、(勘三郎さんの妻の)好江ちゃんのお料理で、みんなで夕飯を共にするんです」と明かした。
「今年も舞台『ピアフ』のお稽古が終わったあとにご自宅にうかがいました。仏壇の横のリビングには、たくさんのお友達からのお花が飾られていて『13年もたつのに、こんなに今も忘れずにたくさんの人が哲明さんのことを恋しいと思って、お花を贈ってるんだな』と思って」と悼んだ。
亡くなった勘三郎さんとの出会いは大竹が20歳の頃だという。
「勘三郎さんが『この本を読んだ方がいいよ』と言って〝愛の賛歌〟というエディット・ピアフの生涯を書いた分厚い本をくださったんですよ。こんな壮絶な人生を送っている人だと知らなかったので、とても興味深く、その本を読んだ」
その本を「いただいた」と思っていたので「返さず持っていた」大竹だったが、「哲明さんが亡くなって、数年後に泉ピン子さんに会いまして『しのぶ。あの本はのりちゃん(勘三郎さんのあだ名)に貸したもんだから』って言われまして。また貸ししてたの、哲明さん」と明かした。
本は行方不明になっていたらしく「返そうにも私、引っ越ししてたから『すっごい探さないと、その本どっか行っちゃったかも』って、ピン子さんに素直に謝ったんですけど『まったく、もう!』って怒られたんですけど」と吐露した。
そのうえで愛の賛歌の歌詞と勘三郎さん夫妻を思った。
「ピアフの歌う愛の賛歌ってのは『私は嘆かない。あなたが空に行ったとしても、私たちは永遠に結ばれている…』という意味の歌なんですけど、好江ちゃんを見ていると、本当にそう思います」
大竹は来年1月から舞台「ピアフ」の上演15周年記念公演で6度目のエディット・ピアフを演じる。「空の向こうで絶対見てくれてると思うので、空にいる中村勘三郎さんに『よしよしよし』と褒めてもらえるように頑張りたい」と決意を口にした。











