北中米W杯決勝(19日=日本時間20日、米国・ニューヨーク)で、前回覇者アルゼンチンはスペインに延長戦の死闘の末に0―1で敗れ、2022年カタール大会に続く連覇を逃した。

 大会期間中に39歳を迎えたアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(39)は今大会が最後のW杯と目されていたが、8得点と大活躍で最後までフランス代表FWキリアン・エムバペ(レアル・マドリード)と得点王争いを演じた。そうした状況もあり、早くも次回30年W杯出場へ機運が高まっている。

 米放送局「FOX」で、元スウェーデン代表のレジェンド、ズラタン・イブラヒモビッチ氏が熱望している様子をインド紙「ミント」などが伝えた。

「彼にはできる限り長くプレーを続けてほしい。そうすれば、もっと彼のプレーを楽しめるからね」とイブラヒモビッチ氏は猛プッシュ。「彼が次のW杯に出場するのを見られるだろうか? それは分からない。何が起こるか分からないからね。でも、私たちは彼のプレーを楽しんできたし、彼がプレーし続けてくれることをうれしく思っている。彼が引退したら、私たちはとても悲しくなるだろうから」と熱望した。

 米誌「スポーツイラストレーテッド」も、メッシの30年W杯について特集。メッシが大会直前に「分からない」と語っていたことなどを伝えた。「正直なところ、今はそのことを考えていない。少し先の話のように思えるが、先ほども言ったように、今は一日一日を大切に生き、現在に集中している」とメッシは4年後に含みを持たせた。そして「貢献できる限り、体調が良く、チームメートを助けることができる限り、しばらくはプレーを続けるつもりだ」と意欲を示している。

 アルゼンチンのリオネル・スカロニ監督は決勝後の会見で「私が何を知っているかって? 彼に聞いてみればいいさ」と前置きした上で「正直言って、全く見当もつかない。彼は私たちを驚かせ続けるんだ」とメッシが4年後もエースに君臨し続けるサプライズがありえると指摘した。

 さらに同誌は「30年W杯は、メッシが13歳から34歳まで暮らしたスペイン、そしてポルトガル、モロッコが共同開催国となっている。さらにパラグアイ、ウルグアイ、そしてメッシの母国アルゼンチンでも少なくとも1試合が開催されるという複雑な事情もある。まるでFIFA(国際サッカー連盟)が、メッシに40代まで代表キャリアを続けさせるために、意図的にこのような大会を企画したかのようだ」と次回大会はメッシにとって縁が深い国が開催地となることから、モチベーションの維持につながると強調した。

 30年W杯では43歳となるメッシだが、まだまだ主役の座を譲らないのか注目だ。