サッカー女子日本代表なでしこジャパンの狩野倫久監督(50)が3日、千葉・夢フィールドで取材対応。愛知・名古屋アジア大会(14日初戦)を前に報道陣の取材に応じた。
チームは2日にDF市瀬千里(広島)の負傷により、DF瀬野有希(29=ちふれASエルファン埼玉)を初招集した。瀬野は昨年3月に第1子を出産し、同年8月に競技に復帰。なでしこジャパンでは、宮本ともみ(現INAC神戸監督)以来2例目となる。
指揮官は選出理由を「ご出産される前までのパフォーマンスも知っているし、復帰してからも、センターバックやボランチで数多くプレーされている。ポリバレントなプレーができ、展開力があって予測が高いプレーをリーグでも出している」と説明した。
妊娠・出産を経て現役で活躍する瀬野の姿に「こうした事例がスタンダードになれば。選手だけでなく、指導者も、そこに携わる全ての人が、お子さんをお持ちになったり、様々な状況の中でも、安心して思い切って働ける、そういった環境は非常に重要」と熱弁した。
日本サッカー協会(JFA)は、2008年1月に「なでしこジャパン育児サポート制度」を導入。なでしこジャパンの合宿や遠征中、に選手の子どもとベビーシッターを同行させるのに必要な費用をJFAが負担する制度だ。現時点で瀬野がこの制度を利用するかは未定だというが、「我々もサポートしながら、思い切ってプレーしてもらえる環境を作りたい」と語った。












