北中米W杯決勝トーナメント2回戦(7日=日本時間8日、米国・アトランタ)、アルゼンチンがエジプトに3ー2で劇的な逆転勝利。リオネル・メッシ(39=マイアミ)が今大会8点目、起死回生の同点ゴールを決める活躍などでベスト8進出を決めた。

 試合はアルゼンチンが支配するとみられていたなか、先制したのはエジプトだった。前半15分、ペナルティーエリア中央へのクロスにDFヤセル・イブラヒム(アルアハリ)が反応。頭で合わせてゴールネットを揺らした。

同点ゴールを決めたメッシ(ロイター)
同点ゴールを決めたメッシ(ロイター)

 追い掛けるアルゼンチンは同19分、大きなチャンスが訪れる。ペナルティーエリア内でDFニコラス・タリアフィコ(リヨン)が相手選手に背後からファウルを受けてPKを獲得した。だが、キッカーのメッシが右方向を狙ったシュートをGKモスタファ・ショベイル(アルアハリ)が横っ跳びでセーブ。まさかのPK失敗で、同点機を逸した。

 同31分にはペナルティーエリア手前でFKを獲得。メッシが左足で直接狙ったシュートは左ポストに当たり、ゴールはならなかった。アルゼンチンは1点のビハインドを背負ったまま前半を折り返す。後半は攻勢に出たところで相手のカウンターのえじきとなった。エジプトは同22分、ペナルティーエリア内の折り返しをMFジコ(ピラミッズ)が右足シュートで追加点。リードを2点差に広げた。

 しかし、ここからアルゼンチンが驚異的な反撃に出る。同34分、メッシが右サイドからゴール前へクロスを供給。DFクリスティアン・ロメロ(トットナム)が頭で合わせて1点差に詰め寄る追撃弾を決めた。同38分にはゴール前のこぼれ球をメッシが左足でボレーシュート。ボールはGKの手をすり抜けてゴールネットに突き刺さり、起死回生の同点弾となった。

 さらに、後半アディショナルタイムには右サイドからのクロスに反応したMFエンソ・フェルナンデス(チェルシー)がペナルティーエリア中央で頭で合わせて勝ち越しのゴール。怒とうの3連発で逆転に成功した。

 前回王者アルゼンチンが苦しみながらも底力を発揮して8強進出。準々決勝(11日=同12日)では、スイス―ガーナ戦の勝者と対戦する。