北中米W杯決勝トーナメント2回戦(4日=日本時間5日、米国・フィラデルフィア)、前回カタール大会準優勝のフランスがパラグアイを1―0で下し、ベスト8進出を決めた。

 序盤からフランスがボールをキープする展開が続くものの、パラグアイの鉄壁の守備陣に苦戦。そして試合が動いたのは後半20分だった。相手ペナルティーエリア内で、FWデジレ・ドゥエ(パリ・サンジェルマン)がMFディエゴ・ゴメスに足をかけられてPKを獲得。エースFWキリアン・エムバペ(レアル・マドリード)がキッカーを務めて、ゴール右下に冷静に決めた。これで得点王争いでも、単独トップだったアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(マイアミ)の7得点に並んだ。

 フランスはこの1点を守り抜いて辛勝。エムバペは「僕たちはただ攻撃的なサッカーができるだけのチームではないことを証明した。必要なら泥臭く戦うことだってできる。そういう戦い方にはなんの抵抗もない。相手は僕たちがタキシードでも着てくるように、美しいプレーやワンツーパスばかりを狙うチームだと思っていたのかもしれない。でも僕たちは泥臭いサッカーもできる。今日はまさにそれをやって勝ったし、その戦い方でも相手を上回っていたと思う」と充実した表情を見せた。

 準々決勝では前回大会ベスト4のモロッコと9日(日本時間10日)に激突する。エースは「まずは疲れを取って休養することが重要だ。自分たちは目の前のことに集中するだけ。相手は本当に素晴らしいチームだし、そんな相手と戦えることがとてもうれしい。自分たちの力を全て出し切って、この大会を勝ち進みたい」と力を込めた。