サッカー日本代表の森保一監督が、北中米W杯にメンターとして帯同したDF吉田麻也(LAギャラクシー)とMF南野拓実(モナコ)の貢献に感謝の意を示した。

 北中米W杯の戦いを終えた森保監督は2日に米国から帰国。同日に都内で会見を行い、吉田と南野に言及した。吉田は合流が遅れたMF鎌田大地(クリスタルパレス)に代わって、5月下旬から合宿に参加。親善試合のアイスランド戦(5月31日、MUFG国立)後に一度チームを離れたが、6月5日から再合流した。

 指揮官は「一緒にトレーニングに入って、いろいろな指摘を他の選手にしてくれた。選手たちは自信と勇気を持って試合に入れるメンタリティーになっていた」と高く評価した。

 南野は昨年12月に左膝前十字靭帯断裂を負った影響で26人のメンバーには入れなかった。それでも、メンターとして6月8日からチームに帯同。「一緒にトレーニングはできなかったが、ピッチの脇からトレーニングを見て、適切な指摘や励ましの声かけをしてくれた。選手たちは大きな後押しをもらいながら落ち着いて、かつアグレッシブに練習からプレーできていた」と好影響を口にした。

 約1か月の活動期間を通して「W杯の経験やすばらしいキャリアを持っている2人が、全く腐らずひたむきに自分のやるべきことをチームのためにやってくれた」と称賛。大会期間中には「試合が終わった後に掃除をしたり、後輩のスパイクを磨いてくれた」と明かした上で「おかげで代表キャップが浅い選手たちに、チームのために姿勢と態度を示さなければいけないと伝わったと思う」と述べた。

 目標としていた優勝に届かなかったが、イレブンは最後まで組織的に戦い抜いた。「全選手がチームのためにプレーできていたが、彼らの存在はさらにチームの団結力、結束力を上げてくれた」。実力者がピッチ外で見せた献身性は、サムライブルーを根底から支える力となっていた。