カブスの鈴木誠也外野手(31)が29日(日本時間30日)の本拠地パドレス戦に「4番・DH」で出場し、同点の9回二死二、三塁から左翼越えの劇的サヨナラ打を放った。
相手投手は無死一、二塁のピンチで投入されたメーソン・ミラー(27)。ここまで21セーブをマークしているメジャー屈指の守護神は無死満塁からブッシュを左飛に打ち取り、本塁を狙った三走が憤死。二死となりため息に包まれた本拠地の空気を鈴木のバットが変えた。真ん中にきた141キロスライダーを一閃。打球は左翼フェンス上段のツタを直撃し、歓喜のフィナーレとなった。
ウオーターシャワーでズブぬれとなった鈴木は「素晴らしい投手です。あの打席に入る前から狙う球種とコースを一つに絞らなきゃいけないと分かっていました。その打席で勝負できる球は、その一球しかない。だから絶対に逃さないようにしようと」と興奮気味に振り返った。
26日(同27日)のブルワーズ戦では先発最速記録を次々に塗り替えているジェイコブ・ミジオロウスキー(24)から一発を放ったばかり。メジャーを代表する豪腕をまたしても攻略してみせた。4回の第2打席は二塁打、5回の第3打席は同点に追いつく中犠飛を放って4打数2安打2打点の活躍だった。
一方、先発した今永昇太投手(32)は6回1/3を投げ9安打2失点で勝敗はつかなかった。左腕は現地メディアに鈴木のサヨナラ打について「彼はMLB屈指の打者の一人です。ヒットやホームラン、特にチームが必要としている場面で結果を出すことについて私は驚きません」と冷静に語り「なぜなら、いつも彼が舞台裏で注いでいる努力を見ているからです」と続けた。












