北中米W杯1次リーグG組第2戦(21日=日本時間22日、米国・ロサンゼルス)、イランが強豪ベルギーを相手にスコアレスドロー。2戦連続引き分けとなった。
ビッグネームぞろいのベルギー有利と目されたが、GKアリレザ・ベイランバンド(トラクトゥール)を中心に猛攻をしのぐ。後半21分にはFWメヘディ・タレミ(オリンピアコス)が抜け出して決定機を創出したところ、DFナタン・ヌゴイ(リール)に倒された。
ヌゴイはDOGSO(決定的機会阻止)で一発退場となり、イランは数的有利に。ただ両チームともゴールは生まれず、勝ち点1を分け合った。イラン、ベルギーとも2戦連続ドローとG組は大混戦となっている。
米国との緊張関係から参加すら危ぶまれていたイランは、大会が始まった後も“苦難”続きだ。開催国は米国のほかカナダ、メキシコとあるが、よりにもよって1次リーグは3戦とも米国で試合が組まれた。
米国への渡航制限があるため拠点はメキシコに置かざるを得なくなり、1戦目のニュージーランド戦の時は2日前に米国入りを計画していたものの、入国を許されたのは前日。そして試合後、わずか数時間でメキシコへの“退去”を通告された。イランサッカー連盟は国際サッカー連盟(FIFA)に正式に抗議したが、ベルギー戦でも米国に入国できたのは試合開始まで24時間を切った前日だった。
そしてこの日の試合では「イランの今大会出場は米国とFIFAにとって大きな頭痛の種であり、国歌斉唱中には観客の多くからブーイングを浴びた」と英紙「テレグラフ」が報道。逆境をはね返し、イランがエジプト戦(26日=同27日、米国・シアトル)で決勝トーナメント進出を狙う。












