山本由伸投手(27)が13日(日本時間14日)の敵地ホワイトソックス戦に先発し、惜しくもノーヒットノーランを逃した。1安打も許さないままに9回のマウンドへ。場内が異様な雰囲気に包まれる中、先頭打者のピーターズに真ん中に入った155キロフォーシームをまさかの右翼ポール際に本塁打を許し、偉業達成はならなかった。
フォーシームを中心にカットボール、スプリット、スライダー、カーブと多彩な変化球で芯を外し、付け入るスキを与えない。不安だった立ち上がりも難なくしのぎ、球数少なく三者凡退を重ねていく。6回にはマウンドのプレート横に窪みができていることをアピール。試合が中断して修復作業が行われたが、その間に相手ベンチで欠場中の村上がしきりに山本にヤジを飛ばしてひやかし、山本も苦笑いする場面も見られた。
プレートの〝アクシデント〟もモノともせず、8回二死までパーフェクト投球を継続。重圧がかかる中、打ち取ったマイドロスの遊ゴロがベッツの目の前でバウンドが変わって取り損ね、痛恨のエラー。緊張の糸が切れたように場内がどよめき、ベンチに帰ると、ベッツと顔を見合わせて笑顔を見せた。
ノーノーの可能性も9回途中でついえ、一死を取ったところでベシアに交代。ベンチでロバーツ監督ら首脳陣らとハグを交わした。109球を1安打1失点、無四球の圧巻投球で7勝目をマーク。山本はLAメディア「スポーツネットLA」に「いい調子で来てたので自信もって投げた。とにかくストライクジーンに思い切って投げていった。いい当たりも出ていたのに(守備に)助けられてよかった。ノーヒット? 去年に続き、9回にやられたので野球は難しいと思う。また練習して最後までいけるように頑張ります」と清々しい表情を見せた。
昨年は9回二死でノーノーを逃し、この日は8回二死でパーフェクトを逃した。アンラッキーと失投の悔しさは残るが、偉業達成が近づいているのは間違いない。












