玉野競輪ナイターGⅢ「車輪疾駆の風々杯」が11日、開幕した。松本秀之慎(23=熊本)がニュースタイルに確かな手応えをつかんでいる。

 一次予選4Rは脚を使って野口裕史の4番手を確保し、2角まくり。最後は海老根恵太に差されはしたが、積極的な立ち回りで2着に食い込んだ。

 一時は構えるレースが目立っていたが、近況は長い距離を踏むこともいとわず走る場面が増えている。

 転機となったのは3月の伊東F1。このままでいいのか――。前検日に同県同期の東矢圭吾に打ち明けると、「(先行)できる内にやってみたら?」との助言があった。

 初日、思い切って突っ張って2周先行してみると3着に残ることができた。「番手の角令央奈さんからも『こっちの方がいいんじゃない?』と言ってもらって」自信を深めた。

 さらに2日目の準決は「(山田)庸平さんの前で先行して7着だったけど、思ったよりいいペースで駆けられたし、これでやっていこうという気持ちになりました。成長にもつながるし、上も目指せると思うので」と、新たなスタイルに確信を得た。

 それから約3か月。「点数も上がってきたし、バック本数も増えました」。着実に結果も出始めて、周囲の評価も明らかに変わってきた。

 12日の二次予選7Rは橋本瑠偉、纐纈洸翔との三分戦。初日特選を制した中村圭志と小酒大勇の強力援護を背に、出し惜しみなく力勝負を演じる。