防府競輪FⅠ「競輪ワールドシリーズ yab山口朝日放送杯 第51回幸せますカップ」は5日、最終日を行った。11R決勝はラブレイセン(29=オランダ)が衝撃の走りを披露し、逃げ切り完全Vを飾った。ガールズ決勝はエレセ・アンドルーズ(26=ニュージーランド)が優勝した。

 ラブレイセンは「最終日は天気も良くて、決勝は日本の競輪らしい走りができたと思う。考えながらレースができた」と快勝に胸を張った。賞金は「レースを走ることに集中していたので、まだ考えていない」とのこと。レース後は地元高校の自転車部の生徒との写真撮影や餅まきのイベントに参加すると、その足でいったん帰国。ロス五輪の舞台の会場でもある米国での練習に向かった。

 2着に続いた新田祐大は「すごかった」とつぶやくと「今日の朝は良く眠ったかと思って目が覚めたら4時だった。世界選を思い出す感じでした」と話した。直線では迫ったものの「行けそうな感じで、絶対勝てない。ドイツでスプリントを戦った時を思い出した」と過去が体に沸き起こっていたようで「勝ちたかったけどワンツーが決まってので」と喜んでいた。

 地元の清水裕友(3着)は「せっかくなので、まくりに行ったけど、チェーン引きまでしか行けんかった」とあ然としつつも「一緒に走れて楽しかった」と地元で世界の選手と走れたことに笑顔を見せていたが、町田太我(5着)は「まくりになんか全く行けん。バイク」と呆然としていた。

 阿部将大(4着)は「打鐘前で来ると思ったけど、体が反応しなかった。邪魔するならあそこだけでしたが、無理だった」と悔しがりつつも「GⅠ前にこんなレースを走れてメチャクチャ刺激が入った。何よりラブレイセンが競輪をしてくれたんで」と心を震わせていた。

優勝を喜ぶラブレイセン(右)とアンドルーズ
優勝を喜ぶラブレイセン(右)とアンドルーズ

 10Rガールズ決勝を制したアンドルーズは「初めての日本の開催で優勝できてうれしい。3日間、いいレースができたと思う」。充実の表情を見せ「競技大会と違って1日1レースしかないけど、集中していけた」とニッコリ。この後は京都観光などで体と心を癒すという。

 グロは2位入線も失格となり「長い距離のいい先行ができたと思ったけど…」と肩を落としつつも、レース終了後の餅まきでは笑顔で餅をまき、防府の人々と触れ合うなどしていた。

 3日間の売り上げは17億4501万4100円と目標の11億円を大幅に上回る大盛況だった。