ソフトバンクは4日の中日戦(バンテリン)に2―1で競り勝ち、同一カード3連勝を飾った。連勝を今季最長の7に伸ばし、貯金は今季最多を更新する8とした。交流戦折り返し地点となった3カードを終え、8勝1敗。2年連続10度目の優勝へ快調に白星を積み重ねている。
初回に栗原の17号2ランで幸先よく先制すると、この2点を投手陣が辛抱強く守り抜いた。試合後、小久保監督は「昨日は攻撃陣がね(4点差をはね返した)。かみ合っているから連勝できている」と総括。つい2週間前まで借金2に沈んでいたチームがV字回復を遂げ、安定した戦いぶりでセ球団を圧倒している。
すきも慢心もないだけに、大型連勝もうなずける。前日3日の試合では打線が4点ビハインドをはね返す反発力を発揮。小久保監督が「すごいこと。簡単なことじゃない」と声を弾ませるほどだった。チーム内では「あの一本が大きかった」と、その試合の「2点目」に光を当てる声が相次いだ。打点を挙げたのは山本祐大捕手(27)。0―4で迎えた6回に近藤、栗原の連続長打で1点を返し、たたみかけるように放った山本祐の適時打が中日ベンチに重圧をかけ、逆転劇につながったという見方だ。山本祐は次の打席で代打を送られ途中交代。「いけるところまでいく」と慢性的な左手首痛に耐えながら放った〝ギリギリの一本〟だった。
山本祐はこの日の中日戦を欠場。5日からのDeNA戦(横浜)は患部の状態を見極めながらの起用判断となりそうだ。5月12日にトレード移籍で加入後、主戦捕手として14試合に出場して打率3割4分9厘、2本塁打、9打点。リードでも存在感を発揮して攻守で欠かせない戦力となった。
チーム内競争がすこぶる激しいソフトバンクで地位を守り続けることは簡単なことではない。「いけるところまでいく」――。主力の自覚を示した一打がチームにポジティブな影響を与えたことは言うまでもない。












