宇都宮競輪GⅢ「宇都宮市制130周年 開設77周年記念競輪 第2回レジェンド神山雄一郎カップ」は31日に2日目を行い、ベテランの桑原大志(50=山口)が6Rを制し、一番乗りで準決進出を決めた。

 二次予選では目標の松本貴治のまくりを差し、初日に続いての1着。しかし2連勝での準決進出にも、どこか表情は晴れなかった。自分で自分を許せなかったのが、勝負どころとなった最終1角からの攻防だ。

「3車で出られたら決まってしまう」と後方から迫ってきた地元・杉浦侑吾を張って勢いを殺し、前中団をキープして2角を回ったところまでは良かったが「松本君との呼吸が合わず、一度持ち出してやめようとした時に、追突しそうになるミスを犯してしまった。結果的に杉浦君にいい位置を取られたのは失態」と勝者とは思えぬ反省の弁を並べた。

 杉浦に松本の後位を奪われた後は「無我夢中でした」。最後に1着まで届いた末脚は〝怒りのパワー〟が源だったのか。「冷静じゃない自分がいて、こんなことではダメだ」と自問自答しながらペダルに力を込めたという。

 6月1日の10R準決勝は初日も前を託した西田優大との連係で臨む。キャリア豊富な桑原は高い修正能力を発揮して、グレードレースでは2024年11月防府GⅢ以来となるファイナル進出を目指す。