宇都宮競輪GⅢ「宇都宮市制130周年 開設77周年記念競輪 第2回レジェンド神山雄一郎カップ」が30日に開幕する。初日メインの12R特選に出走する菅田壱道(40=宮城)は、北日本地区の現状に悶々とした思いを抱いている。

 今年は2月の大垣記念で通算5度目のGⅢ制覇を果たすなど好調をキープしている。29日現在の賞金ランキングは9位でS班も射程圏だ。一方で北日本の〝機能不全〟に悶々とした思いもある。

 今年は同県の後輩・阿部拓真がS班に君臨しているが、ここまで苦戦続き。5月平塚ダービーで連係した際には「せめてアクションを起こしてほしかった」と苦言を呈した。「後手を踏んでの流れ込みでは前を任された意味がない」との信念から前回武雄全プロ記念の2日目は最終ホームで動き、自身は8着に沈むも番手の佐藤慎太郎を確定板に送り込んだ。

 今年も近畿は早々と脇本雄太と古性優作がGⅠ制覇。関東もダービー決勝で2、3着の吉田拓矢と真杉匠が年末のグランプリ出場を射程に入れており「こうなると佐々木悠葵君にもチャンスが出てくる」(菅田)という状況だ。北日本も新山響平に中野慎詞と屈指の先行屋を擁するが、地区として生かせておらず「みんなで回せるようにならないと」と北日本再興への思いは強い。

 前回武雄から中3日。背中で魅せるカズミチは「上積みはないと思うけど気持ちで乗り切りたい」と力を込めた。