フィギュアスケート男子でミラノ・コルティナ五輪王者のミハイル・シャイドロフ(カザフスタン)と同国スポーツ省による〝ドロ沼〟事態が波紋を呼んでいる。
シャイドロフは五輪で同国史上初の王者に輝き、国民的英雄となった。しかし、現在は苦境に立たされているという。ロシアメディア「sports.ru」は「シャイドロフは五輪で優勝したが、今は給料をもらっていない」と明かした。
なぜ給料の未払いが発生したのか。同メディアによると、スポーツ省が五輪期間中にシャイドロフへの支援金額などの合計を勝手に開示。シャイドロフが不満を示し、地元メディアに「彼らは私を罰したかったようだ。どう準備すればいいのか分からない」などと告発した。
シャイドロフの説明を受け、スポーツ省はすぐさま見解を公表。「スポーツ局所属のアスリートへの給与は、既存の契約に厳密に従って支払われる。シャイドロフには、既存の契約に基づき、2026年1月と2月分の給与が全額支払われた。今年3月から始まる新たな五輪サイクルに合わせて、新しい雇用契約が予定されている」と明かした。
この件について、シャイドロフは「スポーツ支援基金が資金申請を審査しているため、支払いが遅れているとのこと。私自身もチームも5か月間給与を受け取っていない。スポーツ振興局は1月分と26年2月22日までの給与は支払ってくた」と一定の理解を示したものの、契約を巡ってある問題が浮上している。
26年末までの契約を巡っては「30年の五輪でメダルを獲得するという約束が含まれている」のだ。シャイドロフは「私と私のチームは、この条項が非論理的で不可能であるため、法的観点から再検討を求めた。4年後に開催される五輪で優勝することは不可能だ。私たちは弁護士にこれらの疑問を提起し、この条項の再検討を求めたが、今日まで何の連絡もない。すべての支払い、契約締結、その他の問題が意図的に遅延されているのではないかと疑っており、だからこそ私はこのことを表明したのだ」と怒りを爆発させた。
五輪金メダリストは思わぬ事態に巻き込まれてしまった。












