バレーボール男子のネーションズリーグ(VNL)予選ラウンド第3週大阪大会第1戦(15日、Asueアリーナ大阪)、日本は世界選手権2連覇中のイタリアに3―2で勝利。開幕からの連勝を9に伸ばし、決勝ラウンド進出を決めた。左のエース・西田有志(26=大阪B)は、2季ぶりの代表戦で存在感を発揮し続けている。単独インタビューで、代表活動の小休止がもたらした〝変化〟に迫った。
2024年パリ五輪準々決勝は、イタリアに2―0から逆転負け。因縁の相手との一戦は、2―2で第5セットに突入。7―7から西田がハイセットを打ち切って勝ち越すと、流れは日本に傾いた。西田はチーム2位の20得点を挙げ、難敵から白星を奪取。試合後には「自分のパフォーマンスとしては非常に良かった。できるようになると、もっと欲が出ちゃうけど、今日は今日でチームとして勝てたのが良かった」と頰を緩めた。
昨季の西田は代表活動に参加せず、肉体改造に着手した。取材に「以前はバレーをする上でランメニューはいらないと思っていた」と振り返り、トレーナーと相談して方針を転換したことを明かした。1日20キロのランニングや短い距離のダッシュを多くこなすようになった。
スパイクを打つ上での助走、ジャンプ、腕の振り方など、さまざまな側面の土台がランニングにあると分析したからで「走る意味、距離だったり、すべて理由がある。そこが非常に良い形になっている」とうなずいた。
代表活動から離れて個人に焦点を当てる取り組みは「非常に難しいものではあったかもしれない」と回想。それでもトレーナーを信じて歩みを進めた。「僕一人でやっていたわけじゃなかったので、そこが非常に大きかった。しっかりと一緒にやれたのが非常に大きな経験となった」と手応えを語った。
基礎的なトレーニングを通じ、スタミナ面の強化にも成功。初優勝に貢献したSVリーグだけでなく、VNLでも安定感のあるプレーで勝利に貢献してきた。この日はフルセットまでもつれるも、最後まで強度が落ちることがなかった。「非常にうまくいっている。ピーキングを持っていくのはまだ先だけど、いい形ではあるかなと思う」と効果を実感する。
チームにとって大きな1勝。ただ、VNLはあくまで通過点にすぎない。「僕はVNLと五輪は比較していないので全く違うものだと思う。VNLで引退をかける選手はいない」と気の緩みはなし。真のリベンジは28年ロサンゼルス五輪で果たす。












