ドジャース・大谷翔平投手(31)が2年ぶりに開幕から二刀流で臨み、ワールドシリーズ3連覇に向けて投打でチームに貢献している。

 19日(日本時間20日)の試合前時点で、投手として7試合に先発して3勝2敗で圧巻の防御率0・82。打者では47試合で打率2割6分5厘、7本塁打、24打点を記録している。昨季は自己最多の55本塁打をマークし、今季7号が出るまでに50打席以上も要したとあり、ファンや米メディアの間でも二刀流が及ぼす打撃への影響や加齢など、さまざまな点を指摘された。

 世界的なスーパースターだからこそではあるが、同僚は状況を冷静に見つめているようだ。米スポーツサイト「ブリーチャー・リポート」がこの日、Xに公開した「On Base」に主演していたムーキー・ベッツ内野手(33)は「彼がヒットを打てなかったり、2、3試合調子が悪かったりすると『翔平はどうしたんだ?』と言われちゃうんだ」と同情。

 そもそもメジャーの舞台で投打でプレーできる選手はほかにおらず「彼が試合に与えるあらゆる影響を、みんな忘れてしまっているんだ」と寄り添った。

 ベッツと共演し、エンゼルス時代の大谷と同僚だったジョー・アデル外野手(27)も「考えてみてよ。彼は投げて、先頭打者として打席に立ち、他の野手と同じようにカウントを取って、マウンドに上がって7回を3安打無失点で抑えたんだ。しかも、僕たちはそれを当然のことだと思っていた。自分でも目を覚まさなきゃいけなかった。『これ、ありえないだろ』って。メジャーリーグの試合でこんなことをやっていることを期待するなんて正気じゃない。彼の粘り強さと集中力、まさに圧倒的な存在だよ」と力説した。

 こうした主張に、米メディア「クラッチ・ポインツ」は「ムーキー・ベッツが当たり前のことを指摘した」と報道。スターの宿命とはいえ、打っても打たなくても選手たちには〝別格〟に映っている。