11試合、51打席ノーアーチと極度のスランプに苦しむドジャース大谷翔平投手(31)に、ついに完全休養論が浮上した。

 地元紙紙「カリフォルニア・ポスト」(電子版)は12日(日本時間13日)、大谷が41試合連続出場を続ける中で打撃不振が深刻化している現状を受け、「ロバーツ監督は大谷を休ませるべきだ」と主張。しかも、登板日に投手に専念させて打撃を休ませる〝半休〟ではなく、「投げない、打たない、何もしない。打撃ケージも、ウエートルームもなし」と、完全な休養日を与える必要があると訴えた。

 同紙は、スカウトのような専門家でなくとも分かるくらい「今の大谷は、単に結果が出ていないだけではなく、見た目にも何かがおかしい」と指摘。普段の大谷は室内ケージで打撃練習を行うが、11日(同12日)のジャイアンツ戦前には今季3度目の屋外でのフリー打撃を行った。右翼席上段まで運ぶ打球はやはり圧巻だった一方、「引っ張り方向へのゴロの数も驚くほど多かった」という。

 また、大谷は4日(同5日)のアストロズ戦前にも、ブルペン投球と並行してフリー打撃に参加。この時はフリー打撃後にブルペン入りしたが、疲労感が強く見えたため、11日(同12日)は順序を入れ替え、ブルペン後にフリー打撃を行ったという。

 それでも同紙は「ブルペンの影響を受けたかどうかは分からないが、23球を投げ、52スイングした後の大谷は明らかに疲れて見えた」と強調。加えて、直近51打席で本塁打がなく、4月26日に放った6号も60打席ぶりだったことに触れるとこう続けた。

「最長で93打席本塁打が出なかった2022年は、投手としてキャリア最多166イニングを投げた年だった」「もう一つ考慮すべき点として大谷は7月に32歳になります」

 大谷自身は投球による打撃への影響を否定しているものの、ドジャースは「目の前にあるものを無視すべきではない。大谷の肉体的限界を認識しないことで、逆に投球か打撃のどちらか一方を選ばざるを得ない日がより近づいてしまう」と危惧した。

 ドジャースも休養の必要性は感じていたようで、大谷が先発登板する13日(同14日)の翌日、14日(同15日)のジャイアンツ戦はベンチスタートとする方針を発表。代打起用の可能性は残されているが、大谷はなかなか休みたがらないことでも知られる。

 ロバーツ監督は「球場入りを遅らせ、1日のスタート自体をゆっくりにして、しっかり休養と回復の時間を取ってほしい。試合展開を見ながら、〝ここで出番が来るかもしれない〟という状況になった時に、そこへ向けて準備していく形になる」と語った。大谷を気遣って休養日という表現は避けたのだろうが、今季の大目標であるワールドシリーズ3連覇のためには強制休養が正しいと思うが…。どうなるか注目だ。