米国でUFO問題を追究してきたティム・バーチェット下院議員(共和党、テネシー州)がUFO調査を行っている国防総省傘下の組織を解体する動きを見せた。米誌ニューズウィークが8日、報じた。

 バーチェット氏が6日に提出した法案は、UFOを含むUAP(未確認異常現象)情報を一元管理する全領域異常解決局(AARO=オール―ドメイン・アノマリー・レゾリューション・オフィス)を廃止し、その任務を国防総省の複数の部門へ再配分することを目的としている。さらに、UFOの調査について、中央集権的な権限を持つ新たな組織を将来設立することも禁止する内容となっている。

 バーチェット氏は長年、米政府によるUFO調査の透明性向上を主張してきた人物であり、連邦機関によって数十年にわたる隠蔽が行われてきたと主張している。それがなぜUFO調査機関を廃止したいと思っているのか。

 2022年に設立されたAAROは、米軍、情報機関、民間航空会社、警察などが収集した空、宇宙、海、水中など〝全領域〟を対象とした異常な現象を一元管理し、調査している。そのAAROは2024年3月に「異星人技術の存在を示す実証的証拠はない」と発表した。

 これに対し、バーチェット氏は「AAROは真実を出すための組織ではなく、UFO問題を封じるための組織だ」と批判。また、複数のUFO内部告発者は「AAROに話すと情報が消える」と話している。

 バーチェット氏は4月1日に米メディア・ニュースマックスに出演し、「私はほぼすべての〝アルファベット機関(NASA、CIA、FBIなど各種連邦機関のこと)〟から説明を受けてきました。もし私が見たものが公開されれば、あなたは夜も眠れなくなるでしょう。すべてを開示する必要があります」と話していた。