ソフトバンクは4日のロッテ戦(ZOZOマリン)に5―2で逆転勝ちを収めた。「3番・左翼」で先発出場した柳町達外野手(28)が走者一掃の適時二塁打を含む2安打3打点の活躍で勝利に貢献した。

 打線は相手先発・田中晴の前に6回まで無得点。小久保監督も「いい投手、馬力がある」と評した若き右腕に封じこまれ、中盤までゼロ行進が続いた。

 試合の潮目が変わったのは7回だった。相手が継投策に入ると先頭の今宮が四球、周東の内野安打、野村の四球で満塁の好機を演出。近藤が空振り三振に倒れチャンスは潰えたかと思われたが、ここで打席に入ったのが柳町だった。相手の2番手・高野脩は得意球のフォークを連投。全球フォークでカウント2―2と追い込まれたが、「真っすぐをファウルにしながらフォークを打とうと思っていた」と意識を持ち、6球目のフォークをうまくバットに引っ掛けた。打球は右中間を破る走者一掃の二塁打となり逆転に成功。二塁に到達すると、塁上で力強くガッツポーズをして雄たけびを上げた。試合後、指揮官は「今日はタツルでしょう。よく打った」と殊勲打を称賛した。

 昨年は開幕一軍を逃し、4月4日は昨季一軍初出場を果たした日付だった。今年は開幕から3番に座り、ここまで8試合中7試合で安打を記録。「ちゃんとタイミングをとって(バットを)振れている」と状態は上々だ。昨年痛感したのは「結果を残し続けること」の難しさ。「疲れてきた中で(高い)集中力を出すことは本当に難しい。今後はもっと(高い)集中力を続けられたら」と、昨季の己を超えるためにもいい状態をキープさせていく。