箱根から世界へ――。第102回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝、1月)の5区山上りで区間新記録を樹立した青学大出身の〝シン・山の神〟こと黒田朝日(22)が、世界での飛躍を誓った。

 黒田は1日、都内で行われた「GMO合同入社式」に出席。この日から吉田祐也や太田蒼生などの青学大OBも多く在籍するGMOインターネットグループ陸上競技部の一員になった。練習拠点は母校で、引き続き原晋監督に師事する。

 大学駅伝では大活躍を見せたが、同部も今年1月の全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)で初優勝を飾った。チームが掲げる連覇に貢献すべく「エース区間の2区や、最後に上りが入ってくる5区を走りたい」と箱根路に続きエースに名乗り出た。

 個人種目では、昨年2月の大阪マラソンで初マラソンながら2時間6分5秒の学生新記録をマーク。今年2月の別府大分毎日マラソンでも2時間7分3秒の3位に入り、2028年ロサンゼルス五輪代表選考会「マラソン・グランド・チャンピオンシップ(MGC)」の出場権を獲得した。

 五輪出場に向け、2度のマラソンを「どちらも終盤に足が止まってしまっていた」と振り返りつつ「まずは走る距離を増やし、42キロをしっかり力を出し切れるスタミナや体作りをしていきたい」と課題をつぶしていく。

 世界での展望には「まずは五輪や世界陸上などの舞台に立つことからだと思っているが、ゆくゆくはそういった舞台で表彰台に上がり、もしくは金メダルを取れる選手を目指したい」と力強く誓っていた。