F1レッドブルの4連覇王者マックス・フェルスタッペンが、まさかの大不振に陥っていることを受けて重鎮から〝休養勧告〟が飛び出し、リザーブを務める角田裕毅との緊急交代論も噴出している。

 日本グランプリ(GP、決勝29日=鈴鹿)予選が28日に行われ、フェルスタッペンが11位と低迷。まさかの2回目(Q2)敗退となる大波乱が起きた。フェルスタッペンにとって鈴鹿は、昨年まで4年連続ポールポジションを獲得するなど大の得意とする舞台。鈴鹿でQ3進出を逃したのは初出場のトロロッソ時代の2015年以来となる大事件となった。

 レッドブルは上位と比べてマシンの性能で苦戦こそしているが、同僚のアイザック・ハジャールはQ3に進出して8番手につけており、さらに姉妹チーム・レーシングブルズの新人アービッド・リンドブラッドですら10番手。そこから遅れていることはショッキングな事態だ。

 今季のフェルスタッペンは開幕戦のオーストラリアGPの6位が最高で、中国GPではスプリントで入賞を逃す9位、決勝ではリタイアと大不振。さらに得意の鈴鹿で一発の速さを競う予選で〝力負け〟したことは、現状の深刻さを物語っている。

 こうした状況に、きな臭いムードが漂っている。英メディア「モーターサイクルスポーツ」は「元F1界のレジェンド、ハインツハラルド・フレンツェンが、パドックに衝撃を与えるかもしれない大胆な警告を発した」と報道。優勝3回を誇るフレンチェン氏が自身のSNSで「F1でモチベーションを失ったら、辞めるか、少なくとも休養を取る方が良い。私もそうした。集中力を失うと、このスポーツは危険すぎるんだ」と〝休養勧告〟を発したのだ。

 同メディアは、この日の予選後、フェルスタッペンに〝燃え尽き〟の兆候もあったと指摘。「もうイライラもしていない。もうその段階は過ぎた。ああ、どう考えていいのか分からない」と動揺するコメントを報じた。

 エースがこのまま泥沼にはまっていけば、いくらレジェンドと言えどもチームが〝決断〟を迫られる可能性もある。そうなると浮上するのが、リザーブで準備万端の角田だ。

リザーブとして控える角田裕毅(ロイター)
リザーブとして控える角田裕毅(ロイター)

 国内外のファンからは角田待望論が早くも上がっており、SNS上では「角田は今、マックスの代わりを務めることができるだろうか」「角田は年末までにはパイロットとして復帰すると思う」「フェルスタッペン、モチベーションが上がらないんだろうな 角田選手と交代しよう!」など、緊急交代を求める意見も噴出している。

 日本GPでレッドブルを巡る動きが風雲急を告げている。