フィギュアスケート世界選手権(チェコ・プラハ)女子フリーが27日(日本時間28日)に行われ、今季限りで引退する坂本花織(25=シスメックス)が今季世界最高となる合計238・28点をマークし、2年ぶり4度目の優勝を果たした。有終Vを五輪放映権を持つ米大手放送局「NBC」が、他国選手としては異例となる〝惜別特集〟を行った。
同局は「世界選手権の最後を飾る坂本花織、最高のパフォーマンスを最後に披露」と題してクローズアップした。
まず同局はこう切り出した。「ショービジネスでは『常に観客にもっと見たいと思わせるようにしろ』という古い格言がある。日本の坂本は、金曜日にプラハで開催された世界選手権でそれを成し遂げた」と最大級の賛辞を贈る。
そして「残念ながら、坂本の競技での姿はもう見られない。25歳という若さで、彼女は4度目の世界タイトルと、消えることのない偉大な功績を残してフィギュアスケート界を去る」と惜別した。
その後、演技を振り返り「彼女は最高の演技(少なくとも採点基準では)を最後に取っておき、フリープログラムで自己ベストを更新し、フリープログラムとショートプログラムの両方で史上最高の構成点を獲得して優勝した」と記録的なパフォーマンスを強調。「今回、坂本は喜びと感動が入り混じった様子で、フリーの得点が発表されるとベンチから飛び跳ね、何度も飛び跳ねた。坂本の演技中、首位の席に座っていた千葉も、同胞の輝かしい演技に涙を流した」と坂本にとって最後の舞台となった様子を詳細にリポートした。
「坂本に匹敵する選手はおらず、彼女は4度目の世界タイトルを獲得した。これは、2002年にアメリカのミシェル・クワン選手が5回のうち4度目のタイトルを獲得して以来、女性として初めての快挙となった。坂本は過去5シーズンにわたり、次々と偉業を成し遂げてきた。世界選手権3回優勝、オリンピックで銅メダルと銀メダル獲得、そして常に強豪揃いの国内選手権5連覇。まさに伝説にふさわしい活躍ぶりだ」と数々の輝かしい功績を説明した。
そして最後にこう締めくくった。「坂本は今後もスケートショーに出演し、子供たちへのコーチに必要なライセンスを取得する予定だ。彼女はスケートの実力が絶頂期にある中で引退する。少し残念な気もするが、彼女自身に後悔はない」。フィギュアスケート王国の米国でも最大級のリスペクトを受け、坂本が現役生活に別れを告げる。












