カーリング女子の世界選手権(カナダ・カルガリー)は22日に幕を閉じたが、日本勢にとっては世界のレベルを痛感した1年となった。

 先月のミラノ・コルティナ五輪は日本代表としてフォルティウスが出場。ロコ・ソラーレ(LS)が平昌五輪で銅メダル、北京五輪で銀メダルを獲得しており、日本勢として3大会連続メダルが期待された。しかし、1次リーグで2勝7敗と大苦戦。決勝トーナメントにコマを進めることはできなかった。

 あるカーリング関係者は「今回は各国のレベルが高かった。平昌、北京五輪の時は強豪が白星を取りこぼしたことでLSにチャンスが来たけど、今季は着実に白星を重ねていた」と指摘する。北京五輪のLSは1次リーグを5勝4敗で通過したが、今大会の決勝トーナメント進出ラインは6勝3敗。より一層の安定感が求められる大会となった。

 世界選手権は日本代表として出場したLSが4位に入った。要所で勝負強さを発揮するも、金メダルのスイス、銀メダルのカナダ、銅メダルのスウェーデンの3か国はいずれも国内で2番手以降のチームが参戦。ライバル国の五輪戦士たちが少なかった中で、LSはメダルに届かなかった。

 今大会のLSはフィフスに混合ダブルスで豊富な実績を持つ小穴桃里を招集。サードとして複数試合で起用するなど、新たな一面も垣間見えた。ただ、世界の強豪チームと日本チームとの差も感じた戦いとなった。

 2025~26年シーズンの五輪、世界選手権はいずれも悔しい結果に終わった日本勢。若手中心の北海道銀行や実力者をそろえた中部電力など、国内の層は厚さを増しているだけに、世界での戦い方を考え直す必要がありそうだ。