ドジャースが22日(日本時間23日)、開幕ロースター入りを目指していたキム・ヘソン内野手(金慧成=27)を3Aに降格させ、母国の韓国メディアに大きな波紋が広がっている。

 第6回WBCの韓国代表としても出場していたキム・ヘソンはオープン戦への出場が9試合にとどまったが、打率4割7厘(27打数11安打)、1本塁打を記録。チームでは二塁のレギュラー候補のエドマンが故障のため出遅れる見込みで、キム・ヘソンは有望株のフリーランドとポジションを争う形となっていた。ただ、フリーランドはオープン戦で打率1割1分6厘(43打数5安打)、1本塁打。成績の上ではキム・ヘソンの〝圧勝〟だったが、ドジャース側はフリーランドにチャンスを与えた。

 この決定に穏やかでいられなかったのが韓国国内だ。球団の発表直後から複数メディアで降格が速報され、「OSEN」は「春季キャンプで打率.407を記録したにもかかわらず3A降格」「開幕ロースター入りが期待されていたにもかかわらず、突然マイナーリーグに降格させられた」と報道。期待が失望に変わったショックは大きく、老舗経済紙「ソウル経済新聞」(電子版)までもが「ドジャース、春季キャンプで打率.407を記録したキム・ヘソンを3Aに送る」と題し、フリーランドの打撃成績を「かなり低調」と指摘しながら「彼(キム・ヘソン)は開幕戦の26人のロースター入りを果たせなかった」と伝えた。

 また、前出の「OSEN」ではロバーツ監督が説明した「マイナーリーグで毎日プレーすることこそが、キム・ヘソンにとってより大きなチャンスになると判断した」とのコメントも添えたが、処遇を巡る混乱はしばらく収まらなさそうだ。