一口に「酒好き」といっても、ビール好きもいれば日本酒党もいます。その特徴を人口10万人あたり(20歳以上)の消費量のデータから探ってみましょう。

 一番のビール好きは東京都民で、大阪、京都、北海道と続きます。4位までは「都・道・府」が独占。「県」のトップは富山で、6位以下は、高知、石川、山梨、岩手と続きます。

 日本酒の場合は、日本海側の新潟、秋田、山形がトップ3にランキングします。この3県は、鉄道なら羽越本線、道路なら国道7号線で結ばれた、いわば「日本酒ベルト」です。

 日本酒の生産量では、兵庫と京都が2強で、3位以下を引き離しています。ちなみに生産量の3位は新潟なので、「酒造りも盛んで、飲むのも好き」といえるでしょう。

 焼酎には、芋、麦、米、黒糖などいろいろな種類があり、好みもあるようですが、まとめて考えると、トップ5は、鹿児島、宮崎、大分、熊本、そして沖縄。九州が並ぶのは予想通りでしょう。沖縄の場合、インディカ米と黒麹菌を原料に作られる「泡盛」が焼酎に分類されるため、上位に入ります。

 最後はウイスキー。1位は山梨で、東京、宮城、大阪、福岡、青森、北海道、秋田、福島、山形がトップ10になります。

 生産量で見ると、ダントツの山梨以外は、消費量とはガラリと変わり、千葉、栃木、静岡、兵庫がトップ5です。

 以前、日本のウイスキー造りに取り組んだ夫婦の話が、北海道を舞台に、NHKでドラマ化されたので、「日本一は北海道だろう」と予想した人がいるかもしれませんが、北海道はトップ10に入っていません。