中東情勢が緊迫化するなか世界から注目された日米首脳会談に臨んだ高市早苗首相。戦争の早期沈静化を訴え、懸案だったホルムズ海峡への艦船派遣の要求も回避し、海外メディアも「無傷で乗り切った」と報じた。高市首相の存在感が増す一方で、薄れつつあるのが連立を組む日本維新の会の存在感。その関係性はどうなっていくのか。元参院議員で維新の政調会長補佐兼国対委員長補佐の音喜多駿氏が、両党の現在の関係、今後について解説した。
日米首脳会談について音喜多氏は「率直に合格点以上の成果です」と高く評価。理由として「ホルムズ海峡への自衛艦派遣をトランプ大統領の怒りを買わない形で現時点では回避しつつ、エネルギー施策では小型原子炉への大型投資など、前向きな計画が具体化されました。台湾問題へのコミットメントを引き出したこともポイントです」と、高市政権の支持率が高まると予想する。
一方、危機感を募らせるのが維新だ。与党入り後、初の党大会を21日に開催。高市首相はビデオメッセージを寄せ、維新の看板政策である定数削減などについて「ともに挑戦してまいりましょう」と呼びかけた。
党大会に出席した音喜多氏は「力強いメッセージをもらったことに多くの維新メンバーが感謝する一方で、議員定数削減は簡単な道のりではないと思います。自民党内にはいまだ慎重派が多く、また先送りをすればよいという声も聞こえてきています」と内情を明かす。
「45(議席)という数字については改めて確認されたものの、どういった割合でどう減らすのかについては予算成立後に再び、まずは自民党と厳しく折衝していくことになるでしょう」と話した。
高市首相は蜜月ぶりをアピールするが、両党の〝本当の関係〟とは? 音喜多氏は「議席数に圧倒的な差があり、何か政策実現しても自民党の得点になってしまうというのが偽らざる実情です。特に安全保障や外交では巨大与党であり続けた自民党に一日の長があり、維新が存在感を発揮するのはなかなか難しいと感じています」という。
連立の際に危惧されたように、飲み込まれてしまうのか。音喜多氏は「これまで自民党が医師会との利害関係もあって後ろ向きであった社会保障制度改革、医療や年金制度の根幹に大胆に切り込み、国民の皆さまが実感できる社会保険料負担の軽減などを実現することが、維新の生命線になるのではないでしょうか。医師会などの業界団体としがらみのない維新であれば、この分野では十分に成果を出せる可能性があるはずです」と期待を寄せた。













