元TBS記者でジャーナリストの武田一顕氏が20日、MBSテレビ「よんチャンTV」に出演。この日の未明に行われた日米首脳会談についてコメントした。

 高市首相は19日(日本時間20日未明)、米ワシントンのホワイトハウスでトランプ大統領と会談。高市首相は中東情勢を巡り「世界中に平和と繁栄をもたらせるのはドナルドだけだ」と持ち上げた。

 また日本の記者からイラン攻撃を同盟国に事前に知らせなかった理由を問われたトランプ大統領が「日本ほど奇襲に詳しい国はない。なぜ真珠湾攻撃を知らせてくれなかったのか」と冗談めかして語る場面もあった。

 武田氏は今回の首脳会談について「評価すべきところと、『ちょっと…』というところがあると思う」と指摘。「『ちょっと…』というのは、イランへの攻撃を真珠湾に例えて、高市さんは驚くだけで何も反論できなかった」と苦言を呈した。

 また「ドナルドだけ」発言についても「そこまでご機嫌取らなきゃいけないのか? そのおかげでトランプさんは非常にご機嫌だったのはあるけども、そこまでご機嫌取らなきゃいけないの?っていう問題はある」と批判的だった。

 しかし続けて「ただ、実質を言うと、自衛隊のホルムズ海峡への派遣については今のところ何も出てきてない。本当に会談中にあったかなかったか分かりませんけど、今は何も出てきてないから、日本としては実利を取れたと言っていいんじゃないか」と総括した。

 また、上智大学教授の前嶋和弘氏は「ドナルドだけ」発言について「『イスラエルを止めるのもあなたでしょ』とも見れる。逆にトランプ大統領は日本の応援ももらってイランを壊滅させるんだと取るかもわからないが、要はどうとでも取れる。少なくとも寄り添ってます。今G7各国がトランプ大統領となかなかうまくいかない。その中で同盟国で日本がいますとPRし、安心感を与えている」と分析した。