フィギュアスケート女子で2010年バンクーバー五輪銀メダルの浅田真央(35)が指導者として活動を本格化させ、韓国メディアも注目している。

 浅田は21日、自身がプロデュースした東京・立川市の「MAORINK TACHIKAWA TACHIHI」で、指導者として「木下MAOアカデミー発表会」を初開催。昨年8月に開校したアカデミーの生徒の活躍を見届け「楽しいだけではここまでみんなもこられなかったと思うので、よくここまできたなという思いでいっぱい」と笑みを浮かべた。

 今月末に指導者として実戦デビューを控えており、精力的に指導を行っているが、韓国でもその様子が脚光を浴びている。

 韓国メディア「エックススポーツ」は「『キム・ヨナはいない!コーチなら金メダル?』…〝フィギュアクイーンのライバル〟浅田真央、指導者として本格デビュー→真央アカデミーの練習生が大会に出場」と題して特集。現役時代にしのぎを削ったキム・ヨナを引き合いに出しながらクローズアップした。

「フィギュアクイーン、キム・ヨナのライバルとして知られる浅田真央が、自身の名を冠したリンクで指導者として第一歩を踏み出す。30代半ばとなった浅田は、日本のフィギュア界において欠かせないレジェンドの一人だ。世界選手権で金メダル3個、銀メダル1個、銅メダル1個をはじめ、オリンピックで銀メダル1個、四大陸選手権金メダル3個、グランプリファイナル金メダル4個などを獲得している」と現役時代のキャリアを振り返る。

 そして「同い年の韓国のキム・ヨナと自然とライバル関係を築くことにもなった。キム・ヨナが2006年のジュニア世界選手権で浅田を破って優勝を果たし、二人の間の清々しい競争が本格的に始まった。浅田は10年バンクーバー五輪でキム・ヨナに敗れ、金メダルではなく銀メダルに甘んじなければならなかった」と2人のライバル関係を改めて紹介した。

「14年ソチ五輪では当時ショートプログラムの不振もあり総合6位にとどまったが、フリーだけは圧倒的な演技を繰り広げて全世界に大きな感動を与えた。以後は18年平昌大会までを念頭に置いて選手生活を続けたが、後輩たちの成長に押されながら大会前に引退した」と説明。「放送活動などをしていた浅田は、コーチで有望株育成のために現場に戻ることになった」とコーチとしても期待を寄せている。

 日韓レジェンドのライバル物語もあり、今でも浅田は韓国での注目度が高いようだ。