手がかりは多くあるようだ。愛知・岡崎市で80歳前後とみられる夫婦が記憶喪失状態で見つかり、情報提供が呼びかけられている。
岡崎市によれば、夫婦が保護されたのは昨年8月25日。岡崎城公園近くの交番に「自殺未遂をした」と訪れた。4日前から同公園を訪れていたが、「死にたい」との思いが強く、自殺を図ろうとしたが失敗したという。
男性は身長163センチ、体重約50キロ、女性は身長152センチ、体重約60キロ。互いに「お父さん」「お母さん」と夫婦と認識しているが、互いの名前は思い出せない記憶喪失の状態で、断片的な情報しか出てこないという。
「ゴルフや歌舞伎鑑賞、ディズニーランドなどの思い出がある」「妻は自身でお金を使用したことがない」「父と一緒に家業の大工仕事をしていた。兄も一緒にやっていた時があった」「戸建ての借家に住んでいた 集合住宅の記憶はない」「大きな台風が来て借家の風呂場の屋根が壊れたことがある」と部分的には具体的な思い出も残っている。愛知・西三河生まれだといい、岡崎市を訪れていることから地縁もあるとみられる。
1982年に千葉・四街道市に2人で引っ越し、2年後には千葉市に居住していたという。「千葉では自家用車を運転していて、高齢者講習を受けた記憶もある」「千葉市で何度か免許を更新した。無事故無違反でゴールド免許だったと思う」「妻との結婚は千葉市に移ってからだったと思う(前妻がなかなか離婚に応じてくれなかったため)」と千葉に関する思い出が多い。「千葉駅前にあるそごうに行った記憶がある」といい、現在もそごうはあることから、千葉とゆかりがある可能性は高い。
また年齢は不明ながらも「夫のえとは午年」と話しており、84歳前後とみられる。岡崎市は「心当たりがありましたら、岡崎市生活福祉課(0564―23―7923)までご連絡ください」と呼びかけている。
地元選出の中道改革連合の重徳和彦国対委員長はXに「岡崎市民、西尾市民、ほか西三河エリアの皆様。情報提供のご協力をお願いいたします」とポストした。ネット上では高齢夫婦のダブル記憶喪失事案で、情報が拡散されていて、過去に捜索願が出ている事案との照合などが行われている。2人の身元の判明や記憶の回復が待たれる。












